日本小児循環器学会理事長 安河内 聰

日本小児循環器学会理事長
安河内 聰
(平成27年9月30日)

 2015年8月から立候補制選挙により選出された理事による日本小児循環器学会の新体制が始まりました。まず、はじめにこれから2年間理事長として会員の皆様から本学会の発展のために働くチャンスをいただいたことに感謝申し上げます。

 皆様もご存じの通り今年は、本学会が創立されてから51年目となります。 今までの50年間に私たちの素晴らしい先達が創りあげ蓄積してきた知的・人的財産の歴史を基本に、新たな50年の歴史を拓く始まりの年でもあります。

 その節目に重ねた訳ではありませんが、学会事務局も2015年中に今までのメディカルトリビューン社から新しく国際文献社に移転します。事務局移転にともない今までの学会が所有している資料の整理をした上で、新しい事務局で今まで出来なかった学会からの情報発信などさまざまな試みを展開したいと考えております。

 これからの2年間の学会のテーマは「世代を超えたチャレンジ」としたいと思います。 学会としての次の50年に向けたビジョンを会員の皆様の一人一人の声を基に創りあげていきたいと思います。自分たちの知的財産の向上ばかりではなく、学会から社会への情報発信を通して心臓病の子供たちとその家族の方々が、よりよい素晴らしい人生が送れるように、また「未病」の方々が病気にならなくて済むように提言し現実化できるように、みなさまのお力をかりて一歩ずつ進んで行けたらと強く願っております。

 この50年の節目に、日本小児循環器学会として新たな挑戦を一緒にしようではありませんか?