小児重症心不全治療相談窓口の設置について

 心不全の重症度は患者によってさまざまですが、内科的心不全治療により心機能が回復する患者がいる一方で、重症度が高く心臓移植を検討しなければならない患者では早期に高度な治療介入が必要となることがあります。
 小児の心不全治療は個々の症例で異なり、しばしば治療に難渋することがあります。平成27年8月1日に、小児用補助人工心臓Berlin Heart EXCOR Pediatric®がわが国でも保険償還され、従来の薬物療法・非薬物療法に加えて小児の心不全治療体制が強化されつつあります。このたび、全国の小児心不全患者の治療をバックアップするために、日本小児循環器学会が相談窓口を設置いたしました。
 相談の対象となる患者は、補助人工心臓治療から心臓移植を考慮する患者さんです。内科的心不全治療から、心臓移植を考慮する集中治療が必要な患者まで、「小児重症心不全治療」に関する相談を受け付けています。
 小児の心不全に関連してお困りの症例がありましたら、まずはお近くの日本小児循環器学会会員の先生方にご相談ください。小児循環器学会会員の先生は、会員専用ページより「小児心不全治療相談窓口」へご連絡いただけます。
 皆様のご協力をいただき、少しでも多くの患者が心不全からより良く回復できるよう、小児心不全治療ネットワークを構築していきたいと思います。ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

小児心不全治療ネットワーク 事務局
日本小児循環器学会 理事長 安河内聰
同臓器移植委員会委員長 福嶌教偉