日本小児循環器学会
会員 各位
日頃より本学会の活動にご理解・ご協力をいただき、ありがとうございます。
本年5月に実施いたしました「学校⼼臓検診のデジタル化に関する実態調査」において、多数の御施設よりご回答いただきまして、ありがとうございました。ここに報告書を共有いたします。
実態調査報告書にございます通り、現在の学校心臓検診には、「紙ベースで業務効率が悪い」、「個人情報を含めて適切に管理できない」、「心電図判読の標準化・均てん化・将来のAI判読に対応できない」等、様々な課題が山積しており、それらを解決する為には現場における検診・判読業務のデジタル化が必須です。
これは、学校心臓検診の医療DXの重要な第一段階と考えられ、最終的にPHR化を通じた生涯個人一括管理への発展や、検診データを保健行政に広く反映させることにより、小児期発症心疾患の地域の包括医療・健康医療の最適化につながることが期待されます。ここに提言を作成し、行政や地域に働きかけて参ります。
最後に本提案作成に関わった関係学会ならびに賛同団体に深謝いたします。
日本小児循環器学会
未来予想図委員会
⼩児循環器医療DXワーキング
学校心臓検診委員会