日本小児循環器学会雑誌 第25巻 第6号(814-817) 2009年
著者
曽我 恭司1),松岡 孝1),澤田まどか1),西岡 貴弘1),
所属
昭和大学横浜市北部病院こどもセンター1),循環器センター2),昭和大学病院小児科3)
要旨
心房間交通は先天性心疾患において,心拍出量の確保や動静脈血の混合(mixing)による動脈血の酸素化確保のために重要な役割を果たすことがある.今回,両大血管右室起始(DORV)の 1 歳 6 カ月の女児に対し,完全大血管転位類似の血行動態による低酸素血症改善のためBrockenbrough法に引き続きステント留置による経カテーテル的心房中隔欠損作成術を行ったので報告する.
平成21年4月13日受付
平成21年9月4日受理
キーワード
stent,Brockenbrough,intact atrial septum
別冊請求先
〒224-8503 横浜市都筑区茅ヶ崎中央 35-1 昭和大学横浜市北部病院こどもセンター 曽我 恭司